11)下腹部腹直筋内膿瘍の1例
兵庫県立こども病院 外科
渡邉高士、 田中朋子、 津川二郎、 楯川幸弘、 高見澤滋、 佐藤志以樹、 西島栄治、
連 利博、 吉田 牧、 津川 力
症例は2ヶ月の男児.H16.7月に1ヶ月検診で右鼠径へルニアと下腹部正中に母指大の硬結を指摘された。8月になり急激に大きくなるため近医受診。尿膜管遺残の疑いで当院紹介。下腹部に小手拳大の硬結を認めたエコー、MRIにて尿膜管遺残の炎症による皮下膿瘍と判断し手術を施行。手術所見では膿瘍は腹直筋内にあったため壊死組織の掻爬とドレナージを行った。培養ではMSSAが検出された。腹直筋内の膿瘍形成については経験が無く、その原因、機序について検討したい。