胎児診断された巨大腹部cystic massの女児例

兵庫県立こども病院 泌尿器科
谷風 三郎、杉多 良文

胎児エコーにて巨大な腹部腫瘤を指摘され、出生後MRIなどの精査で鎖腟による水子宮腟症と診断し、日齢3に開腹ドレナージを行った。3カ月時膣をPull-throughしたが、外陰部とは膜状に隔てられているのみであった。ドレナージは不必要で、当初から根治術が可能であったと考えられた。