設立趣意書


謹啓
春寒の候、先生には益々御健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、昨年まで二回にわたり、小児外科学会総会の際に、大阪新生児外科診療相互援助システムの呼びかけで、゛新生児外科における地域連携を考える会″が開催され、継続を望む声やら、逆に、いろいろの御批判も頂戴致しました。
 そこで、会自体の運営を全国的な基盤に立ったopenなものにするために、新たに新生児外科医療システム研究会なるものを組織し、゛新生児外科における地域連携を考える会″と同様、新生児外科医療に関する情報交換や討議を行いたく考えております。とりあえず、金沢での第35回日本小児外科学会総会会期中に、会長梶本教授のご厚意によりまして、約1時間の短い時間ではございますが、第一回研究会を開催させて頂くことになりました。
 今回は厚生省の総合周産期医療センター構想導入により、新生児外科医療がどう変わるのか、導入が決定した府県の先生にお話を御願い致しました。また、新生児外科医療システム研究会の今後の運営につきましても、皆様に御諮りしたいと存じます。 どうか、新生児外科医療に関心のある先生にお集まり頂き、有意義な一時にしたいと考えておりますので、御協力の程、お願い申し上げます。
                                     敬具

                  平成10年3月吉日
               新生児外科医療システム研究会
                 代表世話人
                橋都浩平(東京大学小児外科)
                高松英夫(鹿児島大学小児外科)
                鎌田振吉(大阪大学小児外科)


日本新生児外科医療システム研究会