気道系異常


本症では羊水過多を呈し、胃泡の同定が困難あるいは小さいという食道閉鎖症に類似した所見が診断の手がかりとなる。


食道閉鎖:頚部もしくは上縦隔に拡張した食道を嚢胞像として認めることが多い。



気道が完全閉塞に近い状態であれば、その末梢肺のエコー輝度が上昇する(喉頭閉鎖・気管支閉鎖)。但し、嚢胞性肺疾患III型病変などとの鑑別が必要。


中枢気道の閉塞・高度狭窄ではLT比、CT比の上昇がみられることがある(喉頭閉鎖・気管閉鎖)。

気管閉鎖


肺低形成を伴う症例では心の変位、左右肺の非対称性の増強、CT比の低下などを認める。

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