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超音波検査による胎児診断は外科的疾病を有する胎児を治療する上で、大きな武器となっています。従来、胎内死亡や出生直後に死亡していた重症例でも、適切な治療により救命され、順調に発育している例が増加しています。
現在、胎児の異常をスクリーニングする目的で妊娠期間中、定期的に超音波検査が施行されるようになってきました。しかし、現実には、診断の遅れや見逃しも多々見られます。胎児診断のメリットの大きい横隔膜ヘルニア、呼吸器奇形、巨大臍帯ヘルニア等の疾病に特に留意して、スクリーニング検査を施行する必要があります。
診断の手がかり:時に手がかりとなる症状がみられる
羊水異常:呼吸器奇形、消化管閉塞、横隔膜ヘルニアなど(特に妊娠32週以前に診断される場合は専門医にご相談下さい)
子宮内発育不全:腹壁異常、横隔膜ヘルニア
胎児水腫(浮腫、胸水、腹水):呼吸器奇形、リンパ管腫、仙尾部奇形腫
頻度の高い疾病:
当科の胎児診断外来は毎週金曜日午前中です
インターネットで受診された患者さん第一号:
横隔膜ヘルニアの”長谷ちゃん”