研究紹介

 教室員は研究に対するモティベーションを高く持っています。これは大阪大学第1外科時代よりの先輩から受け継いだ学問に対する深い探求心と難病の赤ちゃん、子供達をなんとか救命したい、よりよいQOLを目指したいという強い動機によるものです。
当教室では、下記のテーマを中心とした基礎研究、臨床研究を行っております。もちろん、テーマにとらわれず共同研究や、セミナーなど、自由な研究を活発に行っております。

自主臨床研究

自施設での研究課題

大阪大学小児外科では、臨床研究として、以下の後方視的観察研究を実施しています。

当科単独での研究課題
  • 肝芽腫の腫瘍形成に関する分子生物学的研究

研究期間:~2019年3月31日
肝芽腫の腫瘍形成にかかわる分子を調べて、腫瘍形成のメカニズムを解析します。それにより化学療法がじゅうぶんな効果を示さない症例に対する新規治療薬の開発を行うことが目的です。当院で肝芽腫の手術を行われた方を対象とします。手術のときに採取した組織で通常の検査に使用した残りを研究に使用します。また、カルテに記載された情報(年齢、病理検査結果、予後、血液検査結果など)の集計を行うことで、肝芽腫の分子生物学的な特性と臨床経過との関連を調べます。研究の参加によって余分な検査を追加したり、現在の治療法を変更するということはありません。この研究で得られた結果は学術誌で公表し学術学会で発表することがあります。しかしその中には患者さん個人を特定できるような情報は含まれません。本研究への参加は自由な意思で決めていただけます。参加をお断りになられても、今後の治療において決して不利な取り扱いを受けることはありません。また途中で参加を取りやめたとしても不利益な扱いを受けることはありません。

    • 小児肝移植後のグラフト機能の長期的評価

    小児肝移植後のグラフト機能の長期的評価
  • 研究期間:~2014年2月29日
    肝移植後の肝の線維化の分子生物学的メカニズムを明らかにすることにより、 線維化の予防法を検討しグラフト機能の長期的維持が目的です。研究期間に肝移植を実施された全例の患者を対象とします。現在行われている肝移植後定期的肝生検を実施する患者を適応基準とします。術後、研究とは関係なく経過観察のスケジュールに従って定期肝生検を行います。研究の参加によっても肝生検の回数は変わらないです。定期的肝生検は局麻化ないしは全身麻酔下に針肝生検を実施します。定期的肝生検の実施時に、その採取組織を通常の検査に使用した残りを研究用に使用します。肝の線維化に伴う物質を調べて、免疫抑制剤の調節に利用します。

    • 小児肝移植後の包括的臨床研究

    移植医療は発展的な医療であり今後とも研究が必要な分野です。まだ理解されていない現象が数多くあり、臨床検査結果の解析をすることにより移植医療の確立と普及を目指す必要があります。小児肝移植症例の通常の診療に必要な検査結果や試料を研究に役立てるために保存し、後に必要な研究を行う場合があります。また、診療や治療に関わった結果については個人情報を省いた状態で外部に公開する場合があります。研究への参加は自由な意思で決めていただけます。参加をお断りになられても、今後の治療において決して不利な取り扱いを受けることはありません。また途中で参加を取りやめたとしても不利益な扱いを受けることはありません。研究の結果は、今後の移植医療に役立てる貴重な資料として学会、雑誌等に発表される場合があります。個人情報にかかわる事項は一切公表されません。


    研究期間:2020年3月1日から、2022年9月30日まで
    小児外科領域において使用される漢方製剤の現状調査についてのお知らせ


    多施設共同研究での研究課題


    多施設共同研究での研究課題(海外)

    • Congenital Diaphragmatic Hernia Study Group

    研究の概要:米国テキサス大学 Kevin P. Lally, MDを主催者とする国際的な先天性横隔膜ヘルニア症例の多施設登録制度。全世界の100以上の先天性横隔膜ヘルニアの治療に携わる主要専門施設が症例の登録を行い、先天性横隔膜ヘルニアの臨床治療成績調査を行っています。


    業績

    2014
    • 論文発表
    2013
    • 論文発表
    2012
    • 論文発表
    2011
    • 論文発表
    2010
    • 論文発表
    2009
    • 論文発表
    2008
    • 論文発表
    2007
    • 論文発表