第45回小児外科わからん会プログラム


日時 2001年3月10日(土)午後2時より
場所 梅田新阪急ビル12F スカイルーム(06-6345-4127)
参加費 1000円
当番世話人 大阪市立大学第2外科 大野耕一
 今回は特に主題を設けずに演題を募集したところ、16演題もの応募を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げますとともに、時間の関係で発表していただけなかった先生方にお詫びを申し上げます。熱心な先生方により会場もほぼ満員となり、予定時間を越えて活発な討論がなされ、学会や研究会に勝るとも劣らない有意義な会になったと思います。
演題をみましても消化管、直腸肛門、リンパ管腫、肝胆膵、呼吸器、泌尿生殖器と多岐にわたり、各先生のご努力と悩める患児を善くしようとする情熱がひしひしと伝わり、私自身大変勉強させていただきました。稀な症例や示唆に富む症例の提示にとどまらず、施設を越えて直面する難解な問題を考えることに「わからん会」の大きな意義があます。
実地臨床のうえで最も大切なことを討議し、次の治療に繋げてゆくためにもますますこの会が発展してゆくことを希望しています。

(第45回小児外科わからん会世話人 大阪市立大学第2外科 大野耕一)


プログラム

セッション1(14:00〜15:10)
                    座長 大阪市立総合医療センター小児外科 東 孝

1)  気腹を呈した短小腸症候群の一例
     京都大学移植外科:横井暁子、上本伸二

2)  間欠的胆汁性嘔吐と巨大結腸を呈する14歳、女児の1例
     大阪府立母子保健総合医療センター小児外科:神山雅史、窪田昭男、奥山宏臣、大植孝治、黒田征加、池上玲一

3)  Toxic megacolonを契機に発見された鎖肛の1ヶ月男児例
     大阪市立総合医療センター小児外科:中岡達雄、中平公士、中村哲郎、東 孝、春本 研、森内隆義

4)  繰り返す直腸周囲膿瘍 ー治療方針は?ー
     和歌山県立医科大学第2外科:中谷佳弘、谷村 弘、瀧藤克也、中森幹人、飯田 武、伊奈志乃美

5)  後腹膜リンパ管腫に対して硬化療法を行っている1例
     三重大学第2外科:荒木俊光、内田恵一、井上幹大、浦田久志、楠 正人

6)  頑固なリンパ漏を来たした腰背部リンパ管腫の一例 ーその後ー
     大阪大学小児外科:澤井利夫

7)  下腹部正中にみられるピンホール二つ ーさて、何でしょうー
     大阪府立母子保健総合医療センター小児外科:池上玲一、窪田昭男、奥山宏臣、大植孝治、黒田征加、神山雅史

コーヒーブレイク(15:10〜15:30)

セッション2(15:30〜16:40)
                     座長 淀川キリスト教病院小児外科 塩川智司

8)  発熱と黄疸にて発症した上腹部腫瘤の1例
     神戸大学第2外科:前川貴代、吉田和則、前田貢作、大北 裕

9)  門脈合併切除を行った膵芽腫術後の肝多発性FNH
     近畿大学第2外科:内山勝治、八木 誠、野瀬恵介、野上隆司、窪田昭男

10) 反復性膵炎の2例
     兵庫県立こども病院外科:堀内 淳、津川 力、西島栄治、連 利博、佐藤志以樹、大畠雅之、高見澤滋

11) 気管軟化症を呈したchondrodysplasiaの臨床経過
     高槻病院小児外科:福富康夫、畠山 理、安福正男、山本哲郎

12) 膀胱は何処に? ー胎児エコーで膀胱と腹壁外嚢胞が消えた一例ー
     大阪府立母子保健総合医療センター泌尿器科 同小児外科*:原田泰規、内藤泰行、松本富美、島田憲次、神山雅史*、池上玲一*、黒田征加*、大植孝治*、奥山宏臣*、窪田昭男*

13) 総排泄腔外反症:子宮・膣再建のタイミングと技術
     兵庫県立こども病院外科 同泌尿器科*:西島栄治、杉田良文*、谷風三郎*、津川 力

14) 原因不明の陰嚢内腫瘤
     関西医科大学第2外科:木田裕之、浜田吉則、高田晃平、日置紘士郎

スライドプロジェクターは1台で、発表4分、討論6分の予定です。


第39回小児外科わからん会より、プログラム・抄録・当番世話人まとめをHPに掲載することになりました。プログラムは決定し次第、抄録(施設名・演者名・空白を含め全角400以内)は発表時(もしくは後、なるべく早く)、当番世話人まとめは出来次第、事務局に、e-mailかフロッピーディスク(WinかMAC)でお寄せ下さい。


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